伊豆大島ロケ6日目は最終日。
今回は、ロケ期間中通して、遠方の熱帯低気圧や台風の影響で、北上した梅雨前線に流れ込む強い南西風に悩まされました。
伊豆大島は太平洋の島ですから風の影響をまともに受けます。風速は平均して7~10m前後だったと思われますが、地形により局地的に強風、乱気流になります。
三原山では湿った南西風が上昇気流になり雲(いわゆる笠雲)が発生し頂きでは霧に包まれます。
ドローン空撮できない程の最悪な天候ではありませんが、慎重に風を見極める必要のあるコンディションが連日続いていました。
伊豆大島ジオパークを語る上でかかせない場所のひとつに「筆島」があります。
「筆島」は、是非ともドローン空撮で抑えたいポイントなのですが、連日ここは強風が吹き荒れていました。
地形的にこの場所に風が集中しやすいのでしょう。近くのトウシキや波浮ではそれほどの強風では無くでも「筆島」へ来ると強風でビュービュー唸っています。
海面の模様が不規則に動き回っている様子から乱気流状態になっていると推測でき、とてもドローンを飛ばせる状況ではありませんでした。
万が一の時でも対処できそうな300m程離れた場所でテスト飛行させてみたのですが、ちょっと油断しただけでドローンが風で流されてフルスロットルでもどんどん遠方へ流されます。。高度を海面ギリギリまで下げて何とか逆風に逆らって帰還できた。なんて事もありました。
連日こんな状態だった「筆島」ですが、昨夜梅雨前線が南下して風向きが北東に変わりました。
風速は、相変わらず7~8mはあったと思いますが、離陸ポイントから「筆島」は北東側なので、「筆島」まで飛ばす事ができれば、戻って来るのは簡単です。
海面の模様も特に問題が無さそうだったので、いざという時は海面ギリギリの低空飛行で帰還できます。
久しぶりにドキドキしながらのドローン空撮ですが、意外とあっさり何事もなく撮影できました。
↓この流線型のような地形が風を集めて筆島あたりで増幅させている感じです。
三原山の火口周辺
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伊豆大島ロケ(6日目)「筆島」「三原山」ドローン空撮
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