YouTubeに「御蔵島のドルフィンスイミング」の動画をアップしました。
水中撮影は、RED EPICとNauticam 水中ハウジングです。
RED EPICの水中撮影で、最も気を使うのは、フォーカス、つまりピントの精度です。
これは、水中撮影に限らず、そして RED EPICに限らず、4Kカメラでムービーを撮影する全ての状況で、カメラマンが最も神経を使う所です。
4Kカメラで確実にフォーカスを合わせる方法は、フォーカスを合わせたい場所を画面拡大し、拡大した画面を見ながらフォーカスを合わせる事です。
しかし、被写体が動かない風景撮影ならともかく、動き回る生き物を撮る時は、そんな事をしている余裕はありません。まして、水中でイルカを追いかけながら、泳いでいる状態でこんな面倒な操作ができるわけありません。
そこで、役に立つ機能として、フォーカスアシストがあります。コントラストのあるエッジを強調するピーキング機能です。
こういうフォーカスアシスト機能は、ビデオカメラ時代からありましたが、4Kカメラでは特に重要な機能です。なぜなら、収録は4KなのにビューファインダーやLCDはHD程度の解像度しか無いのが現状です。
RED EPICのエッジ強調のフォーカスアシストには2種類あり、それなりに使える機能です。
しかし、低コントラストのイルカをワイドレンズで絞り込むと、フォーカスアシストでは正直本当に合っているのか?よくわからない感じです。
もうひとつの方法は、AF、つまりオートフォーカスを使う方法です。
私は、RED EPICにCanonのオートフォーカスレンズを付けて撮影しているのですが、EPICはオートフォーカスを使う事も可能なのです。
しかし、ホームビデオのオートフォーカスのように精度よく、スムーズなピント合わせができません。
EOS 5D Mark IIで動画を撮った事がある人にはわかると思いますが、5D Mark IIでAFボタンを押しながらのフォーカス合わせのような挙動です。
なので、RED EPICのオートフォーカス機能は、陸上での撮影では使った事すらなかったのですが、水中でのワイドレンズを使っての撮影では、使い勝手の悪いオートフォーカス機能でもこれに頼った方が確実にピント合わせができるのです。
そんな感じで、フォーカスアシスト機能を使ったマニュアフォーカスで撮ったり、使い勝手の悪いオートフォーカス機能で撮ったりと、四苦八苦しながら撮ったのが今回の「御蔵島のドルフィンスイミング」の動画です。
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