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Channel: 水中カメラマンのデスクワークな日々
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コンデジ(Canon PowerShot S120)で水中撮影した「八重山の海」の動画

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YouTubeにコンデジ(Canon PowerShot S120)で水中撮影した「八重山の海」をアップしました。

最近は、Red Epicの水中ハウジングがメインの水中撮影機材なわけですが、このカメラは、
機動力が無い、シャッターチャンスに弱い、基本はワイドレンズ仕様、記録データ量が大きいので狙いを絞って撮らなければいけない等、いろいろ制約があります。
そこで、サブカメラとしてGoProやコンデジ(Canon PowerShot S120)をRed Epic水中ハウジングの上に取り付けて、Red Epicでは撮れない被写体や時にはRed Epicと同時撮影で撮影をしています。

上に乗っているカメラの左が「Canon PowerShot S120」、右が「Nikon 1 AW1」
RED EPIC Nauticam UW Housing

GoPro3D 水中特別仕様
RED EPIC Nauticam UW Housing

最近は、スマホのカメラ機能に押されて、コンデジはあまり売れないそうですが、機能や性能に関してはいえば、年々進化をし動画に関しては、フルHD、60P収録、5軸手振れ補正といった機能は当たり前のようになりました。
好条件で撮れば、一昔前のプロ機種よりも奇麗だと思う程です。

最近は、一眼ムービーでたまに動画を撮る人も多いかと思いますが、個人的には動画はコンデジの方がおすすめです。
理由は、一眼ムービーの大半は30p収録に対してコンデジは60p収録。
マクロ撮影は被写界深度の広いコンデジの方がいい。動画の手振れ補正もある。泳ぎ回る魚をAFで撮れる。等です。

もちろん、万能ではありません。基本フルオート撮影が前提になるので、自分の思うようにカメラが反応してくれない事もあります。ダイナミックレンジも狭いので、白とトビが気になる事もあります。レンズの画角も24mm相当と広くはなったもののまだ水中では物足りません。
でも、拘って撮りたいものは、Red Epicで撮ればいいわけですから、サブカメラとして割り切って使うには十分です。

数年後には、コンデジで4Kムービーという時代になるんでしょうね? GoPro3なら15fpsながらもう4Kで撮れますね。
Red Epicは仕事上やむをえず使っていますが、趣味で水中映像撮るなら「コンデジとワイド用にGoPro3」で十分ですね。

ちなみに、小型軽量の水中カメラで動画を撮影する場合、小型軽量がゆえに手振れしやすいです。本体の手ブレ補正機能でも辛い場合も。
そこで上の写真のように大きな水中カメラに固定する事で、安定した撮影が可能です。
もちろん、多くの場合、大きな水中カメラに固定する事は無いと思いますので、小型軽量の水中カメラにダイビング用のウェイトを1kgでも付けるだけでかなり安定します。
可能なら2kg位ウェイトを付けてフロートで上からひっぱれば、さらに安定します。簡易”水中ステディカム”です。
今回のロケの後半は、epicを高砂さんが使っている間は、PowerShot S120にウェイトを1kg付けて、水中ムービーを撮りました。↓




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