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Channel: 水中カメラマンのデスクワークな日々
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AI(人工知能)やブロックチェーン技術とこれからのクリエイターの仕事

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またまた久しぶりのブログ投稿になってしまいました。

最近は、Facebook,Instagram,Youtube,Twitter,そしてブログ とSNSに手を広げすぎて

どれも中途半端になりがちです。

 

でも、近い将来そんな心配もなくなり、 AI(人工知能)ロボットが私の代わりに

自動的にやってくれるようになるかもしれません。

数年前なら、遠い未来の夢物語でしかなかった事が、今すぐにでも実現できる

身近な話になったと感じます。

 

2016年のニュースで、 IBMの  AI(人工知能)  ワトソン (Watson)が 映画の本編から

予告編を 自動編集したというニュースが報道されました。

過去の 映画の本編と 予告編 の関係を  AIが学習( ディープラーニング )する事で、 

本編から 予告編 を自動的に編集してくれたのです。

 

これを今の私の映像制作の業務に応用すれば、私が撮影した映像素材から、 Youtubeに

投稿するコンテンツをAIが自動編集してくれる事が、既存の技術でもう出来るという事です。


しかも、  ワトソン (Watson)のAPI(  Application Programming Interface)は、

なんと無償で公開されています。 

そのAPIは、私が扱えるようなものかどうかは疑問ですが、その気になれば夢物語だった事が

実現できるのです。

おそらくは、

● 膨大に撮影した 写真(映像)素材から、良いカットのみを自動選別してくれる。

● RAWデータで撮影した写真(映像)を、自分好みのトーンで 自動現像/カラーグレーディング してくれる。

●  写真(映像) に写っている被写体を画像認識して、自動的にキーワードをタグ付けしてくれる。

 たとえば、富士山の映像から、自動的に「富士山」というタグを付け、花が写っていれば種類も識別して「桜」というタグ、

 緯度経度情報から撮影ポイントを「河口湖」。みたいな感じに

 

この程度の事は ワトソン の APIを使いこなせればできる事と想像します。

 

アクアジオグラフィックは、 映像素材・コンテンツの販売が、ビジネスモデルの一つなのですが、

映像素材を販売する上で必要な作業が、 キーワードによるタグ付けです。 

AIにより自動的に タグ付け してくれる、さらには、  タグ付けするまでもなく、 映像の中身を認識

できれば、その映像を必要としてくれる顧客にピンポイントに提案できるのです。

 

今でも、Youtubeで動画を視聴すると、関連動画が次々と候補がリストアップされます。

今は、作者が入力したタグ情報を元に関連付けしている部分が多いかもしれませんが、近々、

AIが動画コンテンツの内容を理解した結果の関連動画が リストアップされるようになるでしょう。

 

 

そして、なにかとニュースで取り上げられる機会が増えた仮想通貨でお馴染みのブロックチェーン技術。

ブロックチェーンは、 著作権の管理 にも有望な技術です。

例として音楽著作権の管理の話がよく持ち出されます。 今までの音楽著作権の管理は非常に複雑で、

著作権者が誰で、著作物がどう販売され、著作権料がどう徴収され、 徴収された 著作権料を著作権者

にどう分配されたか、という非常に複雑な流れを、かつては日本ではJASRACが一元管理をしていたところに、

ネットの普及による独自なものが加わり、ますます混沌としていたわけですが、 ブロックチェーン技術を

応用すれば、全てクリアになると言われています。

そして 著作権者の最大のメリットは、 著作権料の中間搾取を排除できる点です。 

(中間搾取の既得権者にとっては死活問題ですが)

 

同じような事が、写真や映像でも言える事で、  著作権管理のポイントは、作品の作者の特定と作者に

正当な 著作権料がちゃんと還元されるしくみです。

 

写真集や音楽CDを1000円で販売しても 作者に支払われるのは、50円~100円という現実。

写真集や音楽CD が売れないという時代に、「がんばって1つ売っても 50円~100円 じゃあやる気が

出ないなぁ」という現実。

それが、  ブロックチェーンで、

「100円 で客に直接売っても、 100円 全部自分の懐に入るなら、もっとがんばって沢山売ろう!」

「もっと沢山売れる なら 10円 で売っても良いかも?」

「1円なら世界中の人がもっと沢山買ってくくれるかも?」

こんな事が実現できるのが ブロックチェーン技術です。

 

でも、「全てのクリエイターが飛びついて皆がやったら結局は数に埋もれてしまうだけでは?」というのが、

Youtubeとか、Instagram での現状でもあります。

良い映像、良い写真を 初めてYoutubeやInstagram に投稿しても、誰の目にも止まらないのが現状です。

人の手がいろいろ(チャンネル登録者やフォロワーを増やす努力、時には炎上とか)関わって、

やっと 視聴数やいいねの数に繋がっているのです。

 

そこで期待できるのがAIです。

AIが人間の感性で、映像や写真を見て感じて、それに同調してくれそうな人にレコメンドする。

数に埋もれてしまっていても AIが見つけ出して気に入ってくれそうな人に教えてくれる。

こんな事が実現するのも、もうすぐのような気がします。

 

AIやブロックチェーン技術が実用レベルでいろんな事が実現すれば、クリエイターを取り巻く世界が

一変するような気がします。

良い事も沢山実現するでしょうが、 クリエイターとしての本当の実力が問われる時代にもなるでしょう

AI が クリエイター の仕事を奪ってしまう分野もある事は容易に想像できます。(パターンに従った映像編集など)

世界中のクリエイターを熟知しているAIが、私やあなたにダメ出しするかもしれません。

長年の努力で手に入れた既得権が、何の役にも立たなくなるかもしれません。

 

100年後はわかりませんが、私が今の仕事を続けている間は、 AIやブロックチェーンを使う側の立場で、

わくわくした気持ちで仕事を続けられればと願うこの頃です。

 

 


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