先月発売になった Insta360 のアクションカム ACE PRO。
低照度に弱いGoProに比べ、明らかに低照度に強いという事で、注目していました。
ただ、今の私の用途にとって重要なのは、3D の VR180 用途で使えるのか?
具体的には、画角が全周180度、か、それに限りなく近い超広角レンズである事が重要です。
カタログスペック上では、16mm(35mmカメラ換算)相当とあります。
一般的なカメラとしては、16mm相当は超広角ですが、 VR180 用途ではかなり狭く無理があります。
背面液晶で映像を確認すると、Maxレンズを付けていないのノーマルのGoProよりもわずかに狭く見えます。
「これでは、VR180用途には使えないかなぁ」と半分諦めていました。
ただ、VR180用途には使えなくても、低照度に強いアクションカムとして1台くらいあったら使い道があるかな?と思い衝動買いしてしまいました。
先日の「秩父夜祭り」も、GoPro Hero11 2台 と Insta360 ACE PRO の計3台を1つのリグに組んで、ジンバルの乗せて撮影しました。
GoPro Hero11 2台 と Lumix GH6 をジンバルの乗せて撮る事もできるのですが、バランス調整や重量的にかなり大変なんです。
GoPro Hero11 2台にInsta360 ACE PROもう一台加える事は大した事ではありません。
さて、話を戻します。
VR180 用途としてInsta360 ACE PROが使えそうか? をもう少し踏み込んで検証してみました。
添付画像は、Maxレンズを付けたGoPro Hero 11 とInsta360 ACE PRO(FreeFrameモード)の撮影画像を重ねて比較したものです。
(4:3の四角枠がACE PRO、円形の薄い画像がMaxレンズを付けたGoPro)
全周180度の円周魚眼レンズ(=Maxレンズを付けたGoPro)には及びませんが、対角180度の魚眼レンズとほぼ同じです。
射影方式も等距離射影だと思われます。(ただし、Maxレンズを付けたGoProとは僅かにズレる)
背面液晶で見えている映像より、実際はかなり広く撮れています。
こうやって改めて比較してみると、用途次第では 3D VR180 用カメラとして使える気がしてきました。
特に、暗い低照度の環境では周辺部分はあまり重要では無いと思うので、割り切ってACE PROで撮るというのもありのような気がします。
※補足※
Insta360カメラを活用するには専用アプリをスマホなりPCにインストールする必要がありますが、 Insta360 ACE PROのFreeFrameモードでのオリジナルデータをそのまま扱うには注意が必要です。
アプリ(Insta 360 Studio)をPCにインストールする時、Adobe用プラグインも入れてしまうと、Adobeのソフトにオリジナルデータを読み込むと自動的に補正されてしまいFreeFrameのオリジナルデータの素のままの表示ができなくなります。
(もしかしたら別途方法があるのかもしれません。)