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Channel: 水中カメラマンのデスクワークな日々
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「明野サンフラワーフェス 2012 」の動画と、RED EPICのHDR機能の紹介

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YouTubeに「明野サンフラワーフェス 2012」 のひまわり畑の動画をアップしました。

最後のカットの太陽が逆光になって、ヒマワリから光が漏れている映像は、RED EPICのHDR機能で撮りました。
普通に逆光で撮ると、ひまわりが影となって暗く潰れてしまうか、太陽と周辺の空が白く飛ぶか、どちらかになってしまいます。
写真であれば、ストロボを使う事でなんとかできますが、ムービーで太陽光線に匹敵する照明を使うとなると相当強力なライトが必要です。
レフ版という方法もありますが、この逆光に対抗するには複数枚のレフ版を上手に使わなければ難しい気がします。

RED EPICのHDR機能(ハイダイナミックレンジ)は、最大6ステップ(6絞り、6EVというべきか)差の映像を、RAW現像時に露出合成する機能です。
残念ながら撮影時に露出合成の結果を確認しながら撮る事ができないので、勘が頼りになります。
そして、最大のリスクはHDR設定時、EPICが不安定となり暴走してしまった事が過去に一度ありました。
EPICというかRED ONEの時から、カメラが暴走するとファームウエアの書き換え等でリセットしないと復帰できない点です。なので、気楽に使えないのが難点です。
写真では、HDR(ハイダイナミックレンジ)はかなり一般的になってきましたが、動画ではまだまだです。
RED EPICのHDR機能は、トーンマッピングで派手な加工はいっさいできず、単純に露出合成をするだけといったものです。
もちろん、それぞれの露出で撮影されたムービーを別々に静止画の連番で書き出す事も可能なので、Photomatix Pro等でトーンマッピングした派手なHDR動画にする事もできます。以前、RED ONEの撮影素材とPhotomatix Proで作ったHDR ムービー がYouTubeにあります。この時は、ひとつのムービーのRAWデータから現像の設定を変えて2種類の静止画の連番を書き出して作りました。




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